こんにちは!
LECTの國井です。
今回は前回に引き続き筋肉の「合成」と「分解」について。
毎回普通の食事を摂るのは時間的にも金銭的にも大変なので、中心となる朝食・昼食・夕食以外はプロテインや軽食で補います。
朝食と昼食の間、夕方、就寝前などはプロテインだけでも十分です。
それを含めて6食ということです。
一般の人の場合、毎日6食というわけにもいかないかもしれません。
その場合は、朝食・昼食・夕食をしっかり食べ、トレーニング後にプロテインを摂るくらいでもまったく問題ありません。
それだけでもプラス効果はあると思います。
昔のプロテインは味もいまいちで、水に溶けにくいものが多く、飲むのに苦労しました。
しかし最近は良質で美味しいプロテインが増え、水に溶かしてしっかり混ぜれば塊が浮いてくるようなことはほとんどなくなりました。
さらにコンビニやスーパーに手軽に食べられるチキンのパックやプロテインバーなどもあります。
これらを利用すれば、忙しい人でも短時間で栄養を補給し、合成のスイッチを入れることが可能でしょう。
昼と夜だけドカ食いすると太る。
そんな話を聞いたことがあると思いますが、これは上記の「1日6食」とは真逆の食べ方なので、その通りのことが起こると考えられます。
実際、やせてしまうと仕事にならない力士は、1日2回の食事が普通。
そのかわり、栄養たっぷりの「ちゃんこ」をおなかいっぱい食べます。
食事をすると、体温が上がり、消化器系の動きも活発になって代謝が上がるという現象も起こります。
食事誘発性熱産生と言います。
つまりエネルギー代謝を高め、脂肪を燃えやすくするという点においても、食事を増やしたほうが効果はアップするのです。
もう一度言いますが、重要なのはタンパク質の「合成」を高め、「分解」をなるべく抑制すること。
「筋肉をつけて、脂肪を減らしたい」という人は、「食事を小分けにして、回数を増やす」ようにしましょう。
食事の美味しさを味わうことも人生の喜びですが、本気でカラダづくりをしている人には「食事はタンパク質合成のスイッチ」であるという認識も必要です。